こんにちは。行政書士試験対策専門スクール ステップアップファースト 代表の清水一嵩です。
今回は、行政書士試験の「150+30」という考え方を紹介したいと思います。
「150+30」は、「150」が記述式以外の得点で、「30」が記述式の得点のことです。
この得点の形で、合格点(180点)を取ることを目標にする考え方です。
なぜ「150点」と「30点」なのか、説明していきます。
まず、多くの人は、記述式以外で「180点」を目標にしています。
記述式以外で180点を取れば、記述式が0点でも合格できるからです。
でも、記述式以外で180点を取るには、正解率が「75%」必要です。
(記述式以外の配点は240点なので「180点÷240点×100=75%」)
75%の正解率だと、正解数の目安は次のようになります。
・問題1~40で「40問中30問の正解」
・問題41~43で「空欄12個中9個の正解」
・問題47~60で「14問中10.5問の正解」
これらをクリアしないと、記述式以外で180点は取れません。
行政書士試験を受験した経験があれば、この難しさがわかると思います。
正直な話、目標にするにはハードルが高いです。
一方、記述式以外で150点を取るには、正解率が「62.5%」必要です。
(記述式以外の配点は240点なので「150点÷240点×100=62.5%」)
62.5%の正解率だと、正解数の目安は次のようになります。
・問題1~40で「40問中25問の正解」
・問題41~43で「空欄12個中7.5個の正解」
・問題47~60で「14問中8.75問の正解」
どうでしょうか。
180点を取る場合に比べると、実現できそうな正解数になりました。
次に、記述式以外で150点だと、合格するにはあと30点を記述式で取る必要があります。
記述式で30点を取るには、正解率が「50%」必要です。
(記述式の配点は60点なので「30点÷60点×100=50%)
記述式を苦手にしている人は多いので、「記述式で30点は無理」と思うかもしれません。
でも、記述式で30点を取ることは、十分に可能です。
その理由は、記述式で出題される問題の難易度にあります。
記述式は3問出題されますが、その3問は、次の難易度が1問ずつという傾向があります。
・やさしい(満点を狙える問題)
・ふつう(満点は難しいけれど、部分点が狙える問題)
・難しい(部分点を取るのも難しい問題)
やさしい問題で満点(20点)を、残りの2問で部分点を10点取れば、それで30点です。
もちろん、何もしないで、記述式で30点を取ることはできません。
記述式で30点を取るためには、記述式の対策に取り組む必要があります。
記述式は、勉強してもすぐに得点できるようになるわけではありませんが、適切な勉強を続けることで、必ず得点できるようになります。
今回は、行政書士試験の「150+30」という考え方についてお話をさせていただきました。
いつも本ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
ステップアップファーストは、行政書士試験に合格するために、受講者一人ひとりに合わせたオーダーメイドの試験対策を行う「個別指導」にこだわった行政書士試験対策専門スクールとして、10年間で多数の合格者を送り出してきました。
ステップアップファーストの行政書士試験対策講座はすべて個別指導です。
通学講座はもちろん、通信講座でも個別に指導を受けられます。
通学講座は、山梨県外からの受講も大歓迎です。通信講座は全国対応しています。
≫「行政書士試験に合格するために何をどう勉強すればいいのか迷っている」という方へ。行政書士通学講座(個別指導)のご案内