こんにちは。行政書士試験対策専門スクール ステップアップファースト 代表の清水一嵩です。
行政書士通学講座(個別指導)の受講者から、次のような質問をいただきました。
「記述式の対策は、いつから始めればいいでしょうか。」
そこで、今回は、記述式の対策を始めるタイミングについて解説していきます。
記述式の対策は、行政法・民法の勉強が一通り終わった後から始めるのがおすすめです。
なので、行政法や民法の勉強と並行して、記述式の対策に取り組む必要はありません。
「行政法・民法の勉強が一通り終わる」というのは、行政法・民法の勉強をどのように進めているかで意味が変わります。
テキストを中心に勉強している場合は、テキストの行政法・民法の内容が一通り終わった後、というイメージです。
一方、問題演習を中心に勉強している場合は、5択問題の行政法・民法と、多肢選択式の行政法を一通り解き終わった後、というイメージです。
行政法・民法の内容で、5択問題や多肢選択式では出題されないけど、記述式では出題される、というものはありませんので、5択問題や多肢選択式の問題を解いて、行政法・民法の知識を身につけることは、間接的に記述式の対策にもなっています。
また、記述式は、記述式の対策を始めたら、すぐにスラスラ書けるようになるというわけではなく、取り組みを続けることで、少しずつ書けるようになる、というタイプの問題です。
なので、1日に何十問もの記述式の問題を短期間で解く、という進め方よりも、1日に数問ずつ記述式の問題をある程度の期間(例:数ヵ月)解く、という進め方のほうが、実力が伸びやすいのでおすすめです。
具体的に何月から始めればいいか、という点については、「行政法・民法の勉強が一通り終わる」タイミングは人によって異なるので、一律に「〇月から始めればいい」というものはありませんが、記述式の問題で安定して得点が取れるようになるには、少なくとも100日くらいは記述式の勉強に充てたいので、行政法・民法の勉強が一通り終わっていたら、8月には記述式の対策を始めたいところです。
8月には記述式の対策を始めないと間に合わない、という意味ではないので、もし、行政法・民法の勉強が一通り終わったのが9月だとしたら、それから記述式の対策を始めればOKです。
行政法・民法の勉強が一通り終わってないのに、記述式の対策を始めると、両方を並行して取り組むことになるので、そうなると負担が大きくなって、どちらも中途半端になってしまう可能性があるので、まずは行政法・民法の勉強を一通り終わらせることに集中して、記述式はその後で、という順番が大切です。
もちろん、記述式の勉強をより長い期間行うことができれば、それだけ本番での記述式の得点が伸びる可能性が大きくなるので、仮に6月に行政法・民法の勉強が一通り終わったら、6月から記述式の勉強を始めるのが望ましいです。
今回は、「記述式の対策を始めるタイミング」についてお話をさせていただきました。
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