こんにちは。行政書士試験対策専門スクール ステップアップファースト 代表の清水一嵩です。
行政書士通信講座(個別指導)の受講者から、次のような質問をいただきました。
「テキストで内容を確認した後に問題を解いていますが、この方法で大丈夫ですか?」
そこで、今回は、問題を解く前に、テキストを見ない方がいい理由について解説していきます。
問題を解く前に、テキストを見ない方がいい理由は、テキストを見てから問題を解くと、短期記憶で問題を解いているので、解いた問題の内容が、知識として定着しづらくなるからです。
学生の頃に、テストの前に一夜漬けで勉強した内容は、テストが終わるとすぐ忘れたと思いますが、それと同じことが、問題を解く前にテキストを見ると起こると考えると、イメージしやすいと思います。
何回も解いた問題なのに、間隔を空けると間違えてしまう、という場合は、解いた問題の知識が長期記憶として定着していない、ということなので、解いては忘れ、解いては忘れを繰り返している状態になっています。
せっかく時間をかけて勉強しても、知識が長期記憶として定着しなければ、実力は伸びないので、もったいない時間の使い方をしていることになります。
知識を長期記憶として定着させるには、「思い出す(想起する)」ことがポイントとなるので、問題を解くときは、事前にテキストを見ないで、自分の知識だけで問題にチャレンジして、「これはどうだったかな」「あの内容は何だったかな」など、問題を解きながら思い出す機会をつくることが、効果的な勉強につながります。
問題を解く前にテキストを見ないと、最初はなかなか正解できないかもしれませんが、繰り返し問題を解くうちに、少しずつ知識が長期記憶として定着していくので、次第に正解できるようになります。
知識が長期記憶として定着したら、間隔を空けても正解できるようになるので、実力が伸びたことを実感できるようになります。
最後に、テキストはどのタイミングで見ればいいかというと、テキストは、問題を解く前ではなく、問題を解いた後に、必要に応じて知識を整理・確認するために見るのがおすすめです。
今回は、「問題を解く前に、テキストを見ない方がいい理由」についてお話をさせていただきました。
いつも本ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
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